文化シヤッター36年、異業種ハイブリッドで事業を展開していくYoshikiのブログ。

俺は誰にも教わらずに・・・

俺らの若いころは誰も教えてくれなかったから自分で仕事を覚えた。

今の若いのは言われないとやらない。

言わなくても考えてやろうとしない。

だから今の若いのはダメなんだ。

以上の事は、僕がこの業界に入って工事の仕事についたころ一番言われた
せりふだった。

当時は何もわからないので、そういうものかと思っていたが、解説するとこんな感じか。

作業をその場その場で指示するのは大変だから、
こちらが考えていることを察して都合よく物事を
進めておいてくれ。

みたいな。

誰も教えてくれなかったから・・・

?・教えてもらわないとわからない。

言われないとやらない。

?・言われなければ何を指示したいのかわからない。

考えてやろうとしない。

?・だから指示の内容が通じなかったら考えようがない。

だから今の若いのはダメなんだ。

?・若い(新しい)人が世の中ダメなら社会はいつまでも停滞しています。
実際世の中は30年前に比べてずっと便利になったでしょ。
アスリートの世界だって記録が伸びてるでしょ。

少し嫌な言い方かもしれないが、自分に都合のいい解釈を他人に押しつけてるだけ。

特に、先輩、上司だったら部下の成果は上司の責任。

と、建前はあるのですが、実際に僕自身人間扱いされるようになったのが、

工事の世界に入って1年半くらい経った頃。

それまではろくに口もきいてもらえず、毎日先輩や上司の機嫌やその日の気分に

ひたすら合わせるだけだった。

早く仕事を覚えたい。早く一人前として他の人と交わりたい。

ひたすら思いながら毎日を過ごしていたころを思い出します。

「ここの納まりこうしようか」

初めて先輩から工事の最中に声をかけられたときはうれしかったですね(1年半過ぎ)

そんな時を思い出し、今なら感じることは。

・誰も教えてくれなかったから自分で覚えた。
ニコニコ だれも相手にしてくれなかった頃を耐えて、声をかけてもらえ仕事を覚えていったんですね。

・今の若いのは言われないとやらない。
ニコニコ 声をかけてもらうために、一生懸命先輩の行動を見て役に立てるように努力したんですね。

・言わなくても考えてやろうとしない。
ニコニコ こうか、と思いやったことが未熟なため的外れで先輩にがっかりされ、そこから動けなくなってしまったんですね。

・だから今の若いのはだめなんだ。
ニコニコ ミスした時だけ口をきいてもらう言葉が唯一この言葉だったんですね。

理不尽かもしれいけれど、そんな状況を耐え努力している人に先輩や、上司は初めて声を掛け、仲間としての
コミュニケーションを取ってくれる。

この人なら自分と一緒に仕事をしていってくれる。

そんな時になって初めて声をかけだしてくれます。仕事の指示もたくさんくれます。

遠慮のある態度ではなく、駄目な時にはどなり、いい時にはお礼を言います。

そんな仲間になれた時初めて会社を通じてお客様にふれあいます。

そこでは役に立てるような人間に成長した形でお客様に接することができるのです。

社会調和の充実。自分は社会で役に立っているんだと強く感じられることに自信を持てます。

全て自分を育ててくれた方に感謝です。

口を聞いてくれなくて感謝です。

今こうしてがんばれています。。。

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