器用貧乏
yoshiki
2014-11-01
という言葉がありますが、僕は実際に経験しています。
器用貧乏は本当に貧乏になる。
これは請負業に多いことですが、一つの仕事がうまくできると
これもできる?と聞かれ、つい「できます」と言ってなんでも
手を出すこと。
結果強くない分野で勝てない戦いをし、得意な分野を掘り下げる
時間も作れず収支は悪くなる一方。
ここならば絶対に負けないという場所を作り、そこで勝負をする。
他人の土俵には上がらない。そこは勝てる場所ではない。
今だから多少いえることですが、5年ほど前は何でもできる
器用=優秀
と考えることもあり、いろいろなことを行っていました。
器用なことは強い部分に関してはいいですが、それ以外で求めても無理。
これを確信したのは、ドラッカーの「プロフェッショナルの条件」を読んだとき。
「優秀な脳外科の医師も、ひざの痛みは治療できない」的な内容だったと
思いますが、同じ医師でも様々な分野があり、それぞれに役に立っている。
依頼を断ることの苦痛から逃れるために「できます」と言っていたのは
器用なのではなく単なる弱さ。
大切なのはプロとしてなにで貢献できるか。
でもあまりHPとかで「プロが伺います」と掲載するのは嫌だ。
あたりまえだから。。。