工事費の上昇

今日の日経に載っていたが、東京で高層ビルなどの建設が活発なため、工事費の上昇が続いているという。
職人不足も目立つという・・・
これってほんと歴史は繰り返すじゃないけど、失われた20年以前にもよく聞いた。
工事の人間を育てて・・・
若い者にどんどん切り替えて・・・
などなど。
で、実際にどう具体的に行っていくのか聞いたこともなければ、見たこともない。
まあ、研修というものはあるが、あくまでも研修であってプロとして業務を依頼されるまでには、
高いレベルでの実績を積まなければならない。
この高いレベルでの実績を積むためのシステムが作れない。というか工事の人間を育てる、
現在工事を請け負っている人たちが人を育てよう、若い人を育てようと自ら名乗りを上げる人がいないからだ。
声を上げるのはいつでも発注者側。言われてやらされているだけだから。
工事の人間を育てるのは大変。
何で?
工事は失敗ができないから。
もし失敗してしまったら、やり直すための時間とコストがかかり利益を無くしてしまう。
で、ベテラン(熟練)の職人・・・という流れになる。
職人=プレーヤー
育てる=マネージャー
なので育てられるわけがない。
だからよく言う。
仕事は教わるもんじゃない「見て覚える」「盗む」もんだ。
なるほど。
そんな環境だからこれからも変わらないだろう。大枠では。
そうこうしているうちにオリンピックも終わり、今度は何十年失われるか知らないが、
静かな世の中がやってくる。
そんな世の中で当社はきらりと光る会社になる(ここへ来たかったのね、長い前振で)
そのためというわけではないが、基本的にこの業界での経験者は採っていない。
良くも悪くも待ちの姿勢が染みついている為、当社の掲げる理念と合わないのが
見えているからだ。
ベテランではなく、若さを重視し会社の思い描く理念、夢を毎日僕の口から伝えていく。
どんな会話をしていても話がその方法に行くので、みんな「またか」とは思うだろうが・・・
これからも言い続けることが強くなっていく道と信じております。
世の中が動いているから、その流れで「こうしよう」ではなく、
「こうしたらいいのではないか」と考え、いつの時も革新していける集団であるよう
自分に一番プレッシャーを与えて行きます。
…………episode………………
「・・・なんて会社になれたらいいよな~」
「ふ~ん・・・それでうまくいったらいいね。だいたいいつも理想ばっかり
語りすぎなんじゃない。仕事って言ったってみんなそれぞれ考えてること違うんだから、
理想ばっかりじゃね~」
「いや、理想ばっかりでは・・・」
「いいよね、自分は理想話してると気分がいいから。いつも同じ話をして。
少しは現実見てくれなくちゃ(求人のチラシを見ながら)」
「・・・」
…………to be continued………………