現場では
この言葉はこの業界で働く人間にとっては決まり文句のようなもんで、日常よく耳にする。
何かを考え行動する際、この「現場では・・・」という言葉がすべての行動を遅くする。
ようは流動的で何があるかわからないから、確認するか経験するかのどちらかをしないと
話が進まないというもの。
これがこの業界というか、世界をわかりにくいものとしている一つだ。
現場の経験をわかりやすく形にするということは、ホワイトカラー、座業を行う方たちには
出来ない。
正確には、表面はわかるけど深く掘り下げた内容までは経験したことがない。
当然と言えば当然。
通常の営業マンは現場作業の仕事をするわけではないから、図面をみて納まりの
説明はできるが、別な角度からの質問(お客様の素朴な直球の質問)には対応が難しい。
出来る出来ないというより、作る作業が仕事ではないから別の専門部署が対応すればいいこと。
25年現場業務を行いながらずっと思っていた深く掘り下げた内容をお届けしながら、
納得して、喜んで製品をご購入いただけること。
そんな「方法さえわかれば自分はできる」と思っていた甘い時分から、どんな細かな事も
声にだし、紙に書かないと他人には伝えられないと感じ、近道はないと伝える作業を
続けている。
お客様はもちろん、社内の人間も同じこと。
僕の頭に入っている25年分を出しながら、何とかするための活動を少しずつやって
やっと道を切り開いていける実力が高まっていくのかもしれません。
現場では・・・
その一言で逃げないこと。
現場では・・・だから、事前にこうしよう。こう表現したら今まで不明だったことがクリアでき
前に進みやすいか、話をすすめようか、など様々な動きがでてくるはず。
そんな商流を自社で作る。
ず~~と前から考えていて、同じことを言い続けて、形が少しずつできてきました。
良かれと思うことを行っていくわけですから、毎日新しいことがあります。
先進企業を参考に、他社の売れている理由を見抜き、通用するレベルまで、
訓練、努力は永遠に続きます。。。